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あとがき(長め)
今回のエピソードでは、春子が数字に執着しすぎるあまり、
お客様に対して強引な接客をしてしまう場面が描かれています。
その中に「プラスワン接客」や「メンバーズ(会員)登録のご案内」を
積極的に行うシーンがありますが、今回のお話に関しては、
決してこれらの接客が悪いものとして描いているわけではない
ということを、ご留意いただけますと幸いです。
例えば、これは私自身が販売員として
実際に経験をしてきたからこそ言えることなのですが、
一度、お断りをされてしまった商品やサービスであっても、
適切なタイミングを見計らった上で
再度おすすめしてみることで、
結果的にお客様に「ご納得していただいた」、
「ご満足いただけた」といった場面は多くございました。
反対に、一度断られてしまったからといって
それ以上の詳しいご案内を差し控えてしまった結果、
お客様がご帰宅した後に
「こんなサービスがあったなら、ちゃんと教えてほしかった！」
という叱りを受けたという話も耳にしたことがあります。
なので、今回の春子についても、
「プラスワン接客」や「会員登録のご案内」
そのものが問題だったわけではなく、
『お客様とのコミュニケーションを怠り、一方的な接客をしてしまった』
ということを問題として取り上げているということを
ご理解の上、読みすすめてもらえると幸いです。
このようなあとがきを書かせていただいた背景として
もし、このお話を読んでくださった読者の方が
「私も販売員だけど、プラスワン接客をしてしまっていた。
もしかして私はずっと、お客様に対して
失礼な接客をしてしまったのではないか…」
と不安になってしまったり
「そういえば、私も店員にプラスワン接客をされたことがある。
もしかしてあの店員は私を騙そうとしたのでは…！」
といった誤解を招いてしまってはならないと思ったためです。
私の経験上、販売などの接客業に携わっている人の
ほとんどは(私自身を含め)
「お客様に喜んでもらうことが好き」
でこの仕事を選んでいるという人が多いです。
ごく稀に、そうでない方がいることも事実ではございますが
基本的には
「自分の知識が少しでもお客様のお役に立てば！」
だったり
「お客様が楽しくお買い物ができるお手伝いがしたい」
そんな思いで接客をしている人が本当に多いと感じておりますので
どうか漫画を読んでくださった皆さまにおかれましても、
今後もご安心してお買い物していただければと思います。
長くなってしまいましたが、
結論：「販売員は敵ではない」です！
もちろんこれは販売員に限らずで
自分の回りにいる人のほとんどが自分の敵ではない。
世の中は思っている以上にあたたかい！
そんな風に考えて日々過ごすことができればと
とても豊かですよね。
そんな感じでこれからも
春子の成長をあたたかく見守っていただければと思います✨
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